復興まちづくりに、あなたの力を貸してほしい
東日本大震災から13年。福島の復興まちづくりは、今もなお多くの課題を抱えている。福島の未来をつくっていくためには、新しい価値観に基づくイノベーターの力が必要だ。
復興まちづくりを推進する経済産業省は、PwC Japan有限責任監査法人による運営、超絶まちづくりの地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」による総監修で、福島の被災12市町村にて価値創造型の復興まちづくりアイデアソン「福島★復興グランプリ」を開催する。
9月の3連休を福島に捧げる、クレイジーな2泊3日! 濃密なフィールドワークを経て、突き抜けたアイデアを出しまくる。周りから「変態」と言われる人ほど、その力を貸してほしい。経済産業省が総力を結集して、貴殿の栄誉を称える。
その挑戦に敬意を表して、宿泊費を全額支給でご招待! いざ、福島に集合だ!
Program
プログラムの流れ
事前オンラインミーティング
9月6日(金)19:00〜20:30
イノベーターの思考インストールを行うとともに、2泊3日の現場に向けたオリエンテーションを行う
1日目:フィールドワーク①
9月14日(土)
クラフト・アート、自然・スポーツ、テクノロジーという3つのテーマで分かれて、福島の被災12市町村内のフィールドワークを行う
2日目:フィールドワーク②
9月15日(日)
前日に引き続き、福島の被災12市町村内のフィールドワークを行い、復興まちづくりの事業アイデアを広げる
3日目:ワークショップ
9月16日(月・祝)
価値創造型のアプローチに基づいて、突き抜けた復興まちづくりを実現する事業アイデアを練り上げる
WELCOME
日本全国からのご参加をお待ちしています
大星 光弘(写真中央)
経済産業省 福島事業・なりわい再建支援室長
田中 大介(写真左)
PwC Japan 有限責任監査法人 パートナー
谷中 修吾(写真右)
一般社団法人INSPIRE 代表理事 / BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授 / BBT大学 経営学部 教授
フィールドは福島県「被災12市町村」
今回のフィールドは、福島県の「被災12市町村」。原発事故の影響で避難を余儀なくされた12の自治体であり、人口がゼロになった町もある被災中心地である。
この被災12市町村は、年間を通して温暖で豊かな魚介類に恵まれる沿岸部と、美しい景観を誇る山岳部からなる。注目すべきは、これらの地域資源を活かして復興まちづくりに取り組むキープレーヤーが数多く存在していることだ。
地域のポテンシャルを最大限に引き出して、被災12市町村に賑わいをつくるには? 新たな産業をつくるには? まったく新しい価値観で、突き抜けたアイデアを提案せよ。
3つのテーマから1つを選び、復興まちづくりの事業アイデアを創出!
クラフト・アート
Craft and Art
12市町村では、焼き物・繊維・甲冑などの伝統工芸が残っており、震災後はガラス工房やクラフトサケの酒蔵などが生まれている。
また近年は、壁画・滞在制作・演劇祭・映画祭などの芸術文化による地域活性化が盛んである。
飯館村、南相馬市、浪江町を中心にフィールドワークを行い、クラフトやアートの文化を活用して地域を豊かにする事業アイデアを、自ら実行主体となる前提で提案せよ。
自然・スポーツ
Nature and Sports
12市町村では、マラソンやサッカーなどのスポーツによる賑わい創出が盛んであり、近年は東北初のナショナルサイクルルート整備など、自転車活用にも取り組んでいる。
また豊かな森林、水、魚などの自然資源があるものの、それらが地域の稼ぎに結びついていない、という課題がある。
葛尾村、田村市、川内村を中心にフィールドワークを行い、自ら実行主体となる前提で、スポーツ文化や自然資源を活かした地域が稼げる事業アイデアを提案せよ。
テクノロジー
Technology12市町村には、国内屈指の実証実験設備や豊富な補助制度があり、数多くの起業家たちがテクノロジーを活用して地域課題解決に取り組んでいる。
その動きを加速させるため、彼らと連携しながら、エネルギー・モビリティ・ロボット・VR・アグリテックなどの領域で、イノベーションを起こす事業の創出が求められている。
双葉町、大熊町、富岡町を中心にフィールドワークを行い、自ら実行主体となる前提で、テクノロジーを活用して地域を活性化する事業アイデアを提案せよ。
【テーマとフィールドワークの関係性】
フィールドワークでは、参加者の関心事に応じて、3つのテーマから1つを選んでいただきます。
選択したテーマに応じて、フィールドワークで訪ねるエリアが紐づいています。
クラフト・アートは「North(飯館村、南相馬市、浪江町、川俣町)」、自然・スポーツは「West(葛尾村、田村市、川内村)」、テクノロジーは「South(双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町)」です(地図参照)。
FIELD WORK
クラフト・アート、自然・スポーツ、テクノロジーという3つのテーマで、福島の被災12市町村内のフィールドワークを行う。
選択したテーマに応じて、フィールドワークで訪ねるエリアが紐づいている。
福島の被災12市町村の現状を一気に概観することができる、濃密なサイトビジットを実現!
クラフト・アートのフィールド
North Area
自然・スポーツのフィールド
West Area
テクノロジーのフィールド
South Area
フィールドワーク監修
野田 翔一郎
L7株式会社 代表取締役
PwCコンサルティング合同会社のシニアマネージャーを経て2022年に独立、複数企業の設立を経て、福島県の被災中心部(富岡町)に地域活性化を担う「L7株式会社」を設立。7年以上にわたって福島復興に取り組んでおり、現在は経済産業省・福島相双復興推進機構・福島県などと連携して、地域の産業創出や交流人口拡大に取り組んでいる。また、福島の原発被災地周辺にサイクリスト拠点を作り、新たな自転車文化形成を通じた地域活性化に取り組む「福島復興サイクルプロジェクト」の代表も務める。東京都文京区出身・福島県双葉郡富岡町在住。
WORKSHOP
国内最大級の地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」で体系化された「イノベーターの思考回路」をインストール!
ご縁ベースで組んだメンバーとともに、突き抜けた復興まちづくりを実現する事業アイデアを練り上げる。
福島の復興まちづくりのキープレーヤーが集結する中、突き抜けたアイデアを発表せよ。
Navigator
イノベーターの思考回路を伝授
谷中 修吾
地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」代表理事
BBT大学大学院 経営学研究科 MBA 教授 / BBT大学 経営学部 教授
静岡県出身。ビジネスプロデューサー/クリエイティブディレクター。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻卒。外資・戦略コンサルティングファーム Booz Allen Hamilton にて、政府機関・民間企業の戦略立案・実行支援を経て現職。国内最大級の地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」を立ち上げ、超絶まちづくりの集合知を社会にシェアする取組を展開。地方創生分野において、内閣府、総務省、環境省、農林水産省、文部科学省で有識者を務める。慶應義塾大学SFC研究所「地域デザイン・ラボ」総合プロデューサー、OECD(経済協力開発機構)農村イノベーション委員会のエキスパート委員などを歴任。世界30ヶ国を遍歴し、国内外の地域創生に専門知見を持つ。著書『最強の縄文型ビジネス』(日本経済新聞出版社)で、1万人のビジネスリーダーが選ぶ「TOPPOINT大賞」にてベストビジネス書として受賞。BBT大学では、経営学部と大学院MBAの専任教授としてビジネスリーダーの育成に従事。2018〜2022年は2期4年にわたって経営学部グローバル経営学科の学科長を務め、コロナ禍で世界初の「アバター卒業式」を実現した。
INSPIRE
国内最大級の地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」では、1万人超のイノベーターコミュニティを擁し、超絶まちづくり® の集合知を社会にシェアしています。
ワークショップでは、イノベーターの思考回路に基づいて、価値創造型のアプローチで事業創造を組み立てていきます。
MENTOR
事業アイデアをメンタリング
和田 智行
株式会社小高ワーカーズベース 代表取締役
一般社団法人パイオニズム 代表理事福島県南相馬市小高区(旧小高町)出身。大学入学を機に上京しITベンチャーに就職。2005年、東京でIT企業を創業、同時に自身は小高にUターンしてリモートワークを開始。東日本大震災の原発事故で自宅が避難区域となり、会津若松市に避難。その後、小高区で活動を開始し、2014年5月に避難区域初のシェアオフィス「小高ワーカーズベース」を開設。以来、数々の事業を立ち上げる。2017年からは創業支援にも注力。林 曉甫
NPO法人インビジブル 理事長
1984年東京都生まれ。大学在学中より公共空間や商業施設などでアートプロジェクトの企画運営に携わり、2015年にNPO法人インビジブルを設立。2021年より富岡町に生活拠点を移し、現在は「PinSプロジェクト」や、復興公営住宅で生活する方々の撮影を行う「ポートレートプロジェクト」など、福島県内で多数のプロジェクトに取組む。MARBLiNG
松本奈々・矢野淳
『彩度の高い「いなか」をソウゾウする』ローカルプロデュース会社。飯舘村でクリエイターの活動拠点整備を進めていた地域おこし協力隊の松本奈々と、東京藝大在学中に飯舘村とも接点のあった矢野淳によって2021年に設立。「想い」と「チャンス」をつなぐ会社として、福島県飯舘村を拠点に活動。現在は、震災以降使われていなかったホームセンターの建物を活用し、環境づくりの拠点空間としてテナントやカフェ、コワーキングオフィスなどが入る「図図倉庫」を運営中。また飯舘村内のツアー事業やコンテンツ制作、商品開発なども担う。下枝 浩徳
一般社団法人葛力創造舎 代表理事
東京電機大学、東京電機大学大学院にて地盤工学を学び、海外で井戸掘削を行う企業に勤務。2011年にUターンし、福島県内の議員秘書を経て、一般社団法人葛力創造舎を設立。ゲストハウス(民泊施設)ZICCAの運営や、インターンシッププログラムの実施など、地域内外の人を集めて村との関わりを持ってもらうための取組みに力を入れてきた。
久保田 健一
一般社団法人Switch 代表理事
1982年福島県田村市生まれ。デザイン系専門学校卒。
一般社団法人Switch 代表理事 兼 株式会社Shift 代表取締役。
広告代理店(ブラック...)にて約15年間、企画・制作に従事し管理職を務める。
震災や原発被害、自身の経験から、故郷である福島県田村市に目を向け、2018年より地元田村市に「まちづくり法人(一社)Switch」「クリエイティブ企画・制作会社(株)Shift」を設立。
廃校を活用したテレワーク拠点「terrace ishimori(テラス石森)」の立ち上げ・自走化をはじめ、地域での生業・プレーヤー創出、魅力づくり、地域課題解決等、現在も田村市にて仕事(生業)・人材創出による「楽しめるまちづくり」に取り組んでいる。黒田 敦史
ビジネスゲートウェイ株式会社 取締役
大熊インキュベーションセンター インキュベーションマネージャー京都大学在学時は、アメフトで二度の日本一を達成。
大学卒業後、パナソニック、A.T.カーニー等を経て2013年に独立・起業。起業後は、大企業の新規事業の立ち上げやスタートアップの創業支援に従事し、これまでに20社以上の創業に関与。現在も6社のスタートアップに経営参画している。2022年より大熊町に移住し、大熊インキュベーションにて起業・事業創造支援に取り組む。
吉田 学
一般社団法人HAMADORI13 代表理事
株式会社タイズスタイル 代表取締役
ビジネスゲートウェイ株式会社 代表取締役社長
福島県大熊町出身。東京電力グループ会社を経て、被災地域の復興には地域の連携が必要で次世代を担う若者自ら率先して行わなければと2021年に地元メンバーなどと共に一般社団法人HAMADOORI13設立。
代表理事として、福島浜通り復興のための若者起業家支援ファンドを創設・運営するなど精力的に地元復興に身を捧げる。また、建設事業のほか、グループ会社として、経営コンサルティングおよびマーケティング事業、店舗企画運営、健康食品企画販売、最先端ドローンの研究開発など、幅広く福島復興のための事業を推進。
PRESENTATION
福島の復興まちづくりのキープレーヤーが集結する中、突き抜けた福島を創生するアイデアを発表する。
AWARD
突き抜けたアイデアの提案者を讃えます
経済産業省の非特別待遇ランチ
METI Lunch
霞ヶ関の経済産業省で、貴殿の栄誉を讃えて記念写真を撮影し、福島の食材を豊富に取り扱う「経済産業省の食堂」で官僚ランチ! しかも、本省内のスペシャルツアー付き。
PwCメンバーと大手町で優雅なランチ
Otemachi Lunch with PwC members
PwC Japan監査法人のプロジェクトメンバーが、同社オフィスのある大手町で優雅なランチにご招待。
※PwC Japan監査法人は選考に関与いたしません。縄文ミニ土偶
Jomon Dogu
価値創造型の超絶まちづくりを繰り広げるINSPIREより、代表理事 谷中修吾氏の『最強の縄文型ビジネス』の縄文スピリットを込めたミニ土偶を贈呈。自然と共存共生する縄文のフォースが、復興まちづくりの未来を切り開く。
SCHEDULE
現場スケジュール
9/14(土)
13:00 現地集合(North:福島駅、West:郡山駅、South:富岡駅)
13:00〜19:00 フィールドワーク
19:00〜21:00 懇親会
<宿泊>
North:ホテル双葉の杜
South:富岡ホテル
West:ホテルオーシャンとみおか
9/15(日)
09:00〜16:00 フィールドワーク
17:00〜18:00 リフレクション
18:00〜21:00 夕食
<宿泊>
North:ホテルオーシャンとみおか
South:富岡ホテル
West:郡山ビューホテル アネックス
9/16(月・祝)
09:50 郡山市民文化センター 5F 集合
10:00〜10:10 イントロダクション
10:10〜10:30 ローカルトーク
10:30~11:00 思考インストール
11:00〜14:30 昼食/ワークショップ
14:30〜16:30 発表(リーグ別)
16:30〜17:30 セレモニー&総括
17:30〜18:00 交流会
Admission
募集要項(2024年度)
復興まちづくりアイデアソン「福島★復興グランプリ」
【主催】経済産業省 【運営】PwC Japan監査法人 【総監修】一般社団法人INSPIRE
▼日程
【事前オンラインミーティング】2024年9月6日(金)19:00〜20:30 ※原則、参加必須です
【本番】2024年9月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)※原則、2泊3日のフル参加を基本とします
▼場所
【事前オンラインミーティング】Zoomミーティング
【本番1日目&2日目】フィールドワーク先(3テーマから1つを選択)
【本番3日目】郡山市民文化センター 5F 集会所(〒963-8878 福島県郡山市堤下町1番2号)
▼対象
- 年齢・学歴・職歴は一切不問!情熱を持った方を熱烈に歓迎します
- 周囲から「ぶっ飛んでいる」「突き抜けている」「ヤバい」と言われたことがある人、今こそ、あなたの出番です♪
- 全員が初対面という前提でプログラムを組んでいますので、遠慮なく個人で突入ください
※過去の参加者は応募対象外となります。予めご了承下さい。
▼募集人数
最大60名程度 ※抽選を実施する予定
▼費用
- 参加費は無料です
- 1日目及び2日目の夕食費と宿泊費は、主催者が全額負担します
- 集合場所までの往復交通費と昼食費は、各自の負担でお願いします
▼応募方法
このサイトの最下部にあるエントリーボタンをクリックし、チケットサイト(Peatix)から応募してください
▼応募期限
応募の締め切りは、8月25日(日)を予定(予告なく変更することがあります)。
抽選を経て、運営事務局より結果を個別にご連絡いたします。
ALUMNI
参加者の声
江崎アルベルト
起業家
2022年の秋に参加させて頂きましたこの福島復興グランプリですが、とにかく様々な仲間が出来たことが一番大きな収穫だったと思います!自分は2023年の9月に双葉町に移住しましたが、今でも福島復興グランプリの参加者、事務局の方と連絡を取りながら現在、双葉町で事業を行っています!2泊3日と非常に濃い3日間でしたが、この出会いを大事にして今後、福島を元気にして行きたく思います!
whenever there is a clear will in Fukushima, wherever there is a clear way in Fukushima!
伊藤 裕子
大手通信会社勤務
東日本大震災から11年を経過しても復興していない被災12市町村の現状を知り、自分が被災12市町村にどのような形で貢献できるか向き合いたいと考え、思い切って一人で参加しました。参加するまでは、なかなか行動する勇気のなかった自分の価値観が大きく変わりました。
初めましての方々とグループで同じ体験を共有し、語り合い、アイデアを出し合い、それぞれの強みを活かして形にするという一連の体験は非常に貴重でした。現地で活動している方々との出会いや刺激的な体験を通じて五感で現地を感じることができ、この濃密で有意義な3日間が今でも私の原動力となっています。
佐藤 綾音
高校2年生/学生団体運営
自分の経験した東日本大震災にちゃんと向き合っていこうと強く感じるきっかけになりました。当時幼稚園児だったので、あまり震災の記憶がありませんが、福島の穏やかな海と被害にあった街を見て、人の暮らしを一瞬で変えてしまう震災の恐ろしさをようやく実感をもって理解できたような気がします。
一方で、“被災地”としてではない、本来の福島自身の魅力にも沢山触れられました。また行きたいなと思っています。
自分の目で見て、感じ、考えることが大切だと改めて教えられた時間でした。
ENTRY
福島★復興グランプリでは、突き抜けたアイデアで被災12市町村の復興まちづくりにチャレンジしたい人を大募集!!!
以下のボタンをクリックし、チケットサイトからお申し込みください。
ワクワク大好きなハミ出し系の諸君! いざ、福島に参集せよ。福島★復興グランプリのWEBサイトは、アイデアソンの総監修を務める地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」(一般社団法人INSPIRE)が制作・運営しています。